「座喜味城は聞いたことがあるけど、那覇周辺の首里城や中城城と何が違うの?」
「座喜味城の見どころを知りたい」
沖縄県読谷村に位置する座喜味城跡は、沖縄の城の中でも随一と称され世界遺産として、とても美しいグスクです。
座喜味城跡の最大の魅力は、なんといってもその滑らかで美しい曲線を描く城壁です。さらに当時の技術を結集したアーチ門など見どころが数多くあります。
本記事では、最新情報をもとに、座喜味城跡の絶対に見逃せない見どころを余すことなく紹介します。
ぜひ最後までお読みいただき、座喜味城跡へ足を運ぶ際の旅行プランにお役立てください。
なぜ座喜味城跡は世界遺産に?歴史と魅力を紹介
沖縄県の中部に位置する読谷村にある座喜味城跡は、琉球王国時代の歴史を色濃く残す国内有数の観光スポットです。
沖縄県内には多数のグスク(城)が存在しますが、座喜味城跡が世界遺産に登録された背景には、独自の建築技術と芸術的な景観にあります。
座喜味城は、琉球王国を代表する名将であり、築城の名手としても広く知られる護佐丸(ごさまる)によって築かれました。
最大の見どころは、琉球石灰岩を精密に積み上げて作られた、なめらかな曲線を描く美しい城壁です。この波打つような城壁のデザインは、視覚的な美しさを追求しただけでなく、死角をなくして敵の侵入を防ぐという、防衛上の工夫が凝らされています。
さらに注目すべきは、沖縄で最古とされるアーチ型の石門です。門の中央部にクサビ石をはめ込んで強度を高めるという当時の最先端の石造建築技術が用いられており、精巧な作りとなっています。こうした歴史的・技術的な価値の高さが、世界遺産へ登録されました。
高度な石積み技術、歴史的な背景、そして周囲の自然と調和した雄大なスケールが見事に融合している点こそが、座喜味城跡が評価されている理由です。
座喜味城の見どころを5つ紹介

それでは実際に座喜味城を観光で訪れたとして見るべきポイント5つ細かく紹介します!
①曲線を描く美しい城壁
最初のポイントは石垣が描く滑らかな曲線の城壁です。
城壁全体が屏風のように波打つ独特の形状をしています。この波打つような曲線構造は、城壁に迫る外敵の死角をなくし、多方向から防衛するための実用的な役割を果たしています。
その他にも真っ直ぐな城壁で直角に囲むより、波打ったアーチ型の城壁を張り巡らせる方が強度が上がるためとも言われています。ただ護佐丸の築城の技術に驚かされます。
②高度な城壁の石積み
さらに注目していただきたいのが、「相方積み(あいかたづみ)」と呼ばれる独自の石垣の積み方です。
この技法は本土の石積みには見られない琉球独特の技術です。
自然の石をただ積み上げるのではなく、それぞれの石を多角形に削り出し、石をサッカーボールのような多面体に加工して積み上げることで、隣り合う石が増え、より強固になります。
しかしその表面はどこまでも滑らかで美しく仕上げられています。
相方積みは、のちに首里城などに取り入れられていきます。あの首里城に取り入れられるとは…座喜味城の石積みの技術の高さを窺わせますね
③石造りのアーチ門
見逃せないポイントの二つ目は、沖縄に現存する中で最も古いと言われる石造りのアーチ門です。
琉球石灰岩を用いたこのアーチ門は、中央に楔石(くさびいし)をはめ込むことで全体の強度を高める高度な建築技術が採用されています。
少しわかりずらいので、よく見ていただきたいのですが、これは、ほかの城跡(グスク)では見られない独自のものであり、城門の強度を補強するための工夫であります。。
④城壁の頂上から広がる絶景
座喜味城跡は標高120メートルの小高い丘の上に建てられているため、城壁の指定されたエリアに上ると、青く透き通る美しい東シナ海や本島北部の山岳地帯を一望することができます。晴れた日には遠く残波岬や慶良間諸島まで見渡すことができ、夕暮れ時には息をのむほど美しいサンセットを楽しめる絶景スポットとしても人気を集めています。
また定期的に星空観察ツアーも開かれており、日中だけではなく星空も楽しむことができます。
⑤ユンタンザミュージアムで視覚的に学べる
他のグスクも資料館や博物館が併設されていることが多く、座喜味城跡も博物館「ユンタンザミュージアム」が併設されています。座喜味城跡併設の、ユンタンザミュージアムは2018年リニューアルオープンした博物館です。
3つの展示室に分かれており、座喜味城跡の歴史はもとより、読谷村の歴史、自然、戦前・戦後の暮らしについて実物や模型、写真などで紹介され、歴史資料や美術品など6万点近く収めれています。
ユンタンザミュージアムで先に座喜味城跡のことを学び、その後座喜味城跡を見学するのが良いでしょう。
【穴場?】座喜味城跡は当時の技術を結集した美しい城
これまで紹介したように、築城の名手護佐丸が手がけた座喜味城跡は「沖縄随一」と呼ばれても納得する美しいグスクです。
それでも首里城に比べると知名度も低く、観光の方もあまり多くない印象です。その分、人目を気にせずゆっくり時間をかけて回ることがで、琉球のグスクの世界観に浸ることができます。
国道58号線からも近く、有名な観光地「残波岬」やリゾートホテルもあるので、観光の行程に組みやすいですよ。ぜひ次回の沖縄観光に座喜味城跡を観光のルートに入れてはいかがでしょうか?
